ジャワ更紗のアレンジ
〜染に和更紗をあしらった帯で素敵な秋の装いを〜
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盂蘭盆もすぎ、時折かかってくるお友達からの電話は、そのほとんどが秋の楽しいイベントへのお誘い。今からチケットを用意しておかないとね、なんて、笑いながら、ところで、あなたは何を着ていく?なんてすぐにファッションの話になるのもご愛嬌。
観劇やちょっとした小旅行、お友達だけでのちょっとしたお茶会。暑い夏はどうしても外出を控えてしまいがち。ですが、気候のいい秋は、色々なところへ出かけてお洒落も思い切り楽しみたい。素敵にシックに、エレガントに。そんな秋のお出かけに大活躍するのは、なんといっても着物でしょう。落ち着いた観劇にも、小旅行にも、とても素敵なお洒落です。
もちろん着物にはTPOがあり、ワンランク上のお洒落をするにはまず、それを知った上で、着こなし続けててきた経験が必要です。これは若い人には絶対にマネのできないこと。だからこそ、着物を素敵に着こなしている人は本当にお洒落な方なのです。
さて、今日はそんなあなたに、素敵な帯をご紹介しましょう。
今日ご紹介するのは、からし色に染めた帯に和更紗をあしらったもの。帯も和更紗も、このためだけに一から染めぬきました。ポイントは草木染独特の柔らかな風合いと和更紗の色の合わせ方。帯を締めたときに、和更紗の柄がちゃんと繋がっていること。そして、和更紗は帯の端まであしらわず、あえて途中で柄を終わらせていることです。
織の着物には染の帯がよく似合います。着崩れしない紬は秋のイベントにぴったりの着物。大島や結城など、お気に入りの紬に合わせてこの帯をきゅっと締めて見てください。きっと今までとはまた違った「粋」な感じになるでしょう。
さあ、お気に入りの紬に染の帯をきゅっと締めたら、大好きなバッグを持って、秋の楽しいひとときへ出かけましょう。
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